メカ丸と三輪の関係性!メカ丸の想いは届いたのか?

呪術廻戦において恋愛要素はほぼ皆無ですが、その中でも好意がはっきりと描かれている人物がいます。それが京都校のメカ丸。

メカ丸は同級生の三輪に好意を寄せていました。

そのことはメカ丸が最後に残したメッセージからも伺えます。心の内が読めないメカ丸ですが、その想いは三輪に届いたのか?

非常に気になる点です!

キャラクター紹介

メカ丸(与幸吉)

呪術高専京都校の2年生。準一級呪術師。

交流会ではロボットの姿で登場したが、その正体は傀儡呪術によってメカ丸本体(与幸吉)に操られた存在。与幸吉は生身の人間であり、重度の障害を持っている。

そんな不自由な肉体と引き換えに、強力な呪力を得た天与呪縛の持ち主。

三輪霞

呪術高専京都校の2年生。三級呪術師。

普段は冷静を装っているが、内心はミーハーで五条悟のファン。実家は貧乏で二人の弟がいる。お金を稼ぐために呪術師の道に進むことを決めた。

術式は持っていないが、シン・陰流を用いた抜刀術を扱える。

与幸吉の望み

与幸吉は生まれつき、左腕と膝から下の肉体がなく、さらに腰から下の感覚がありません。そして肌は月明りにも焼かれるほど脆く、外に出ることもままなりません。

そんな不自由な肉体と引き換えに、強力な呪力を得て、呪術師としての道を歩むこととなりました。

自身の身体は外に出ることはできませんが、その代わりに遠隔から操作できるメカ丸を作り、自分に代わってメカ丸が高専に通い、学生生活を送っていました。

そんな彼の願いは、メカ丸としてではなく、与幸吉として京都校のメンバーと会うこと。

そして当たり前の学生生活を送ることです。

それを実現させるため、偽夏油や真人と手を組み、無為転変で肉体を治してもらうことを計画しました。

その対価として、高専側の情報を提供することとなりました。

しかし完全に偽夏油側に寝返ったわけではなく、肉体を取り戻した後は真人と戦闘を繰り広げていました。真人を追い詰めるも、最終的には敗北し、死亡することとなります。

丈夫な肉体を得て、当たり前の生活を送るという彼の願いは、最後まで叶うことはありませんでした。

新幹線で流した三輪の涙

真人に敗北した与幸吉ですが、生前に小型ロボットのような傀儡を3か所に配置しました。

そして五条悟が封印された際に発動するという仕掛けを施し、渋谷事変では傀儡に込められたメッセージを通して、虎杖達に協力をしました。

そして与幸吉の残した傀儡は、京都校のメンバーの手にも渡っていました。

三輪は東京に向かう新幹線の中で、与幸吉のメッセージを聞きます。

そのメッセージに込められていたのは「お前たちは渋谷には行くな」という、与幸吉の切実な願いです。

三輪は「私が弱いから?」と問いますが、メカ丸は「違ウ、弱いのは俺ダ」と否定します。

そして、与幸吉の本心が明かされました。

弱いからやり方を間違えタ

弱いから間違いをつき通せなかっタ

大好きな人がいたんダ

どんな世界になろうと俺が側で守ればいいと思っていタ

その人が守られたいのハ

俺じゃなかったのかもしれないのニ

※呪術廻戦8巻引用

ここで言う大好きな人とは、三輪のことでしょう。

その証拠に与幸吉は「幸せになってくれ、どんな形であれオマエが幸せなら、俺の願いは叶ったも同然だ」と三輪に語っていました。

もしかすると与幸吉は、真人の無為転変で肉体を取り戻した後は、自分の手で三輪を守るつもりだったのかもしれませんね。

そんな与幸吉の真意を聞き、三輪は涙を流します。新幹線の窓に一瞬だけ与幸吉の姿が映りますが、それはただの幻覚に過ぎず。

大切な仲間である与幸吉を失ったことで、三輪は新幹線の中で号泣しました。

そして京都校のメンバーは、その姿を陰ながら見守っていました。

与幸吉の想いは三輪に届いたのか

与幸吉は傀儡を通して、自身の胸の内を明かしました。

「大好きな人がいた」という発言を聞いた三輪は、自分のことだと気付くことはできたのでしょうか?

私の予想では、メカ丸の想いは最後の最後で三輪に届いたと予想しています。

その理由は「幸せになってくれ、どんな形であれオマエが幸せなら、俺の願いは叶ったも同然だ」というセリフ。

これは明らかに、告白ともとれる発言です。

その言葉を聞き、三輪は号泣しました。

三輪の心の内は明かされていませんが、三輪の中にはメカ丸に対する様々な想いが渦巻いていたと考えられます。

その中には、自分のことをこんなに想ってくれたのに、自分は何もできなかったという後悔も含まれているのではないでしょうか?

これまでの三輪は、メカ丸に対して恋愛感情は抱いていなかったと思います。

しかし、最後の最後でこんな告白ともとれる発言をされれば、三輪の中で忘れることのできない存在へとなることでしょう。

もしかしたら、それはメカ丸の残した最後の呪いなのかもしれませんね。

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