こんなお兄ちゃんが欲しかった!弟を導く脹相の生き様

呪術廻戦随一のお兄ちゃんキャラと言えば脹相ですよね。

呪胎九相図の長兄であり、虎杖に対しても弟認定した脹相は、作中でも様々なお兄ちゃん発言を残しています。脹相の姿を見ていると、こんなお兄ちゃんが欲しかったと思わずにはいられません。

今回はそんな脹相のお兄ちゃんとしての生き様を解説していきます。

キャラクター紹介

加茂憲倫が生み出した呪胎九相図の1番が受肉して生まれた存在。

簡単に説明すると、呪霊と人間のハーフ。呪胎九相図は9番まであり、脹相は2番~9番までを弟と認識している。渋谷事変では虎杖のことも弟と認識し、兄として振舞っている。

兄弟の絆が強く、弟の変化には遠くにいても気づくことができる。

感想

脹相が初登場したのは、起首雷同編でしたが、その頃は無気力で少し不気味なキャラという印象でした。

しかし渋谷事変をきっかけにその印象は一変。

弟の仇を討つために奮闘する脹相の姿に圧倒されました。そして渋谷事変後の禪院直哉との戦闘をきっかけに、脹相の株は急上昇!

兄としての生き様を語るお兄ちゃんの背中には、カッコよさを通り越して感動すら感じました。

ネット上でも「お兄ちゃんの鑑」「お兄ちゃん論がカッコよすぎる」と脹相への賞賛のコメントが飛び交っていましたね。

普段は無気力でぼんやりしているのに、弟のこととなると血相を変えて行動する脹相のギャップも脹相が愛される理由です。しかし脹相に関しては謎も多く残されています。

脹相は虎杖との戦闘時に存在しない記憶を見ました。その中では、呪胎九相図の兄弟と共に食卓を囲む虎杖の存在がありました。そのことをきっかけに脹相は虎杖のことを弟として認識するようになったのですが、あのシーンはいったい何だったのかという謎が残されています。

虎杖が本当に脹相の弟なのかということも定かではありません。今後の展開でそのあたりの内容も回収してくれることを祈ります。

脹相の兄としての生き様

弟たちの前を歩き続けなければならない

脹相は禪院直哉との戦闘時に、兄は弟たちの前を歩き、道を示すものだと語っています。デキが良かろうと、悪かろうと兄は弟の手本となる存在。

時には兄が道を誤ることもあるが、そういう時はその道を避ければいい。兄が正道に進んだのならば、弟は後をついてくればいい。そうやって弟の前を歩き続けることに価値があることを語っていました。

兄として弟の前を歩き続ける脹相の覚悟を感じたシーンでした。

弟たちに大きな背中をみせる脹相の姿には、心を奪われた方も多いのではないでしょうか?兄とはどのような存在であるべきなのか、改めて考えさせられました。

弟のために奮闘する

脹相は呪胎九相図の2番と3番である壊相、血塗が殺されたと知ると、二人の仇を討つために虎杖に挑みました。弟の無念を晴らすべく、危険を顧みず闘いに挑む脹相。

普段は無気力で本気を出さない脹相ですが、弟の仇である虎杖を前にした途端、目の色が変わりました。そして虎杖を殺すため、全力で戦いを仕掛けました。

弟のために命を懸けられる姿も兄の鑑と言えます。また虎杖を弟として認識した後は、虎杖を守ろうと奮闘します。

「どけ!俺はお兄ちゃんだぞ!」と裏梅に言い放つシーンには驚かされましたけどね(笑)

今後も弟のために奮闘する脹相の姿を期待しています。

弟のために強くあろうとする

脹相は兄であることに誇りを持っており、弟たちの前を歩き続けるために、強くあろうとしています。禪院直哉との戦闘シーンでは、「だから俺は強いんだ」と自らの強さの源を明かしました。

その言葉通り、禪院直哉は脹相が独自に生み出した「超新星」という技を受け、敗北します。弟のために強くあろうとする脹相の姿には、多くの読者の心を掴んだことでしょう。

技のバリエーションも豊富で、体術も虎杖と張り合えるレベルの脹相は、作中で登場するキャラクターの中でもかなり強い部類に入ります。

今後も脹相がどのような闘いをみせてくれるのか楽しみです。

用語説明

呪胎九相図とは?

呪胎九相図は史上最悪の呪術師として名を馳せた、加茂憲倫の実験により生み出された存在。明治の初め、加茂憲倫のもとに呪霊の子を孕む特異体質の妊婦が訪れました。

加茂憲倫はその妊婦に興味を示し、彼女と呪霊の間に子どもを九度妊娠させ、九度堕胎させました。

その胎児が強力な呪力を持ち、現在は特級呪物「呪胎九相図」として扱われています。

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