2021年にヒットする漫画を紹介します

新年あけましておめでとうございます。2020年はコロナウイルスの話題で持ち切った一年になりました。またエンタメ業界では何といっても鬼滅の刃が独断専行を切った状態でした。しかも、年末頃には劇場版があの千と千尋の神隠しを超える興行収入を叩き出すほどの快進撃を世間に与えるほどでした。これはエンタメ業界に激震を走らせるほどの大きな話題です。

さて、そんな中他のエンタメ作品は鬼滅の刃の波にのまれており頭角は現しつつあるものの認知度がまだまだ低いものばかりかなと考えています。そんな中、ひょっとしたらこの2021年これはヒットするんじゃないかなと思った作品が2つあります。1つが現在進行形でアニメ化されている呪術廻戦。

そして。もう一つが【チェンソーマン】です!なぜこれが熱いかという理由ですが、まず2021年にアニメ化することが確定しているということ。そして、『この漫画が凄い』大賞1位にノミネートされたということ。以上のことからチェンソーマンは個人的に熱いかなと踏んでます。そんなわけで、今日はチェンソーマンをテーマにお話ししていきたいと思います。

チェンソーマンを一言で表すと

「チェンソーマン」を一言で説明するならば『絶望』です。
週刊少年ジャンプで連載するのは、はっきり言っておかしいストーリーで、王道からめちゃくちゃ外れています。グロ要素があり、人がばたばたと容赦なく死んでいき、メインキャラでも容赦なく殺されるので、鬱展開もあります。
登場してくる悪魔のデザインのセンスが素晴らしく、怖さが伝わります。それに、アングルの見せ方が上手く、良く言えばアート系のような作風ですが、じわじわと惹きつけられる作品です。

あらすじ

父が残した借金返済の為に、ポチタという「チェンソーの悪魔」と暮らし、デビルハンターとして生計を立てているデンジ。だが、デンジは「ゾンビの悪魔」に操られた取り立て屋たちによって、ポチタ共々殺されてしまう。デンジの夢の話を聞くのが大好きだったポチタは、自身の心臓を彼にあげるのだった。復活したデンジは、取り立て屋たちを一網打尽にし、駆け付けた公安対魔特異課のマキマによってデビルハンターの組織に属するようになった。

キャラクターについて

①男性編

デンジ…「チェンソーの悪魔」欲望に関してはストレートすぎる主人公。
マキマさんが好きだけど、他の女性の誘惑にあっさり陥落します。

早川アキ…「未来の悪魔」「呪いの悪魔」デンジの3年先輩。過去のトラウマを抱え、復讐の機会を狙っている。
アキの方が少年漫画の主人公のようで、彼の行動はデンジより理解できます。デンジと知り合って、羽目を少し外せるようになりました。鬱展開の多い中で、早川家のやり取りが一番ほっこりして好きです。デンジとパワーの食事や家事に至るまで世話をするのは、過去の銃の悪魔の事件が影響していると思います。
「言わなくてもいい。自分の死に方には興味ない」
というセリフが印象的で、フラグが立っているので辛かったです。

天使の悪魔…男性。アキの新しいバディ
女性のキャラより、天使の方が可愛いかったです。アキの行動で救われる天使のシーンが好きです。

ビーム…サメの魔人
強いのになぜかデンジにベタぼれしていて、彼の為なら何でもする行動に笑えました。最初の登場シーンは恐ろしかったのに、後にお笑い担当のようなポジションに変わりました。デンジに心酔する様子が面白いです。

岸部隊長…デンジとパワーの師匠。
マキマを倒そうとしている?クァンシの元バディで、彼女と仕事しているシーンがいつか見たいです。

吉田ヒロフミ…「蛸の悪魔」民間と契約している高校生のデビルハンター。
飄々とした性格で、身体能力が高い。女性ファンに受けそうな容姿ですが、次に出てきたらフラグが立ちそうな気がするので登場しないでほしいです。

②女性編

「チェンソーマン」に登場する女性キャラは、目の保養要員、つまり男性受けを狙ったボディラインを強調したようなキャラはいなく、ほとんど裏があるキャラでした。女性から人気が出そうなキャラが多いと感じました。
主人公のデンジも作中で叫びますが、彼を殺そうとするキャラばかりなのも特徴です。少年漫画なのに、女の子らしい性格の子がいないのも珍しかったです。

マキマ…ヒロイン?
パンツスーツ姿なのに色気があります。ミステリアスな雰囲気を持っていて、映画を見に行くデートシーンは、彼女の意見に共感を得ました。
ですが、マキマの能力は未知数で一気にサイコキャラに変貌するので、謎が多くて面白いです。新幹線の襲撃事件で、「私は撃たれなかった」と言ったセリフから怖いと思いました。

パワー…「血の悪魔」
デンジのバディの彼女とのエピソードは最初生々しいけれど、思春期のデンジのセリフに共感できます。嘘だとバレる嘘をつくのが特徴で、ニャーコが唯一の友達です。デンジいわく、ナルシストで自己中で虚言癖持ちで差別主義者です。それに自分が可愛いと分かっているけど、なぜか憎めないキャラです。
彼女の性格が分かって面白かったエピソードは、悪魔によってホテルのフロアに閉じ込められた際、出口が分からず4課があたふたした時です。
アキはずっと見回りし、謎を解き明かそうと努力をしていました。その結果、時計が止まっている為、助けは来ないだろうと結論を下します。
デンジは「じゃあ、寝放題じゃねえか!!」と喜びます。パワーはというと「ワシは暇だからノーベル賞を考えておった!」と斜め上の発想をしていて、笑えました。食卓に並んだ嫌いな野菜を投げたりと、とんでもない女の子です。

姫野…酒乱。隻眼の美女。ヘビースモーカー
アキのバディである姫野とデンジの初体験は、トラウマレベルで忘れることができないくらい衝撃的でした。姫野はアキを何とか民間に異動させようとしていた件は泣けて、彼を大切に思っていたことがよく分かり、切なかったです。
姫野は契約の代償によって右目を差し出しています。
「私の全部をあげるから…ゴーストの全部使わせて…」というセリフは胸をつくセリフでした。

レゼ…電話ボックスで出会った美女。カフェでバイトしている
デンジとレゼのエピソードは、青春時代を彷彿させる生々しいラブストーリーを見ているようでした。ここでもデンジは、マキマとレゼを天秤にかけるものの流される所は、男の子あるあるだなと思いました。

クァンシ…4人の女を従える中国からの刺客で、人類最強。
クァンシ登場のシーンは、少年漫画なのにいいのか?と思うぐらい衝撃的でした。彼女は4人の女を大切に思っており、その辺りが好感を持てるキャラです。

とりあえず斜め読みした感想

伏線やフラグが多くあって、何度か読み返すと違う印象を持ちます。
「デンジ、このドアは開けちゃ駄目だ」
特にこの言葉は印象深く、絶望を味わいました。
「何も見たくねえ…」と岸部隊長は言っていましたが、共感できるセリフでした。これ以上、辛いシーンはもう見たくないです。
ポチタは何者なのか、マキマの能力など、まだまだ分からないことだらけです。ページを進むごとに、どんどん裏切られる「チェンソーマン」これからも楽しみにしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です