アニメ14話から一新された呪術廻戦のOPはもうご覧になりましたか?
前回のOPに引けを取らないくらいカッコいいOPでしたよね!
しかし、カッコいいだけではないのが呪術廻戦のOP。今回も端々に今後の伏線と思われる要素が散りばめられていましたね!
今回はそんな呪術廻戦の2期OPを考察していきます!
目次
OP紹介
アニメ呪術廻戦の2クール目のOPを歌うのは「Who-ya Extended(フーヤエクステンデッド)」。ボーカリストWho-yaさんを中心としたクリエイターズユニットです。
Who-ya Extended は2019年11月に「Q-vism」でメジャーデビューすると、瞬く間にiTunes総合チャート第1位や、Amazonデジタル人気度ランキング第1位を獲得するなど、好成績を収めました。
呪術廻戦の公式HPでは「呪術廻戦が持つ複雑に絡み合う明と暗のボルテージを、感謝と共に一つの楽曲に閉じ込めました。」とコメントしています。
感想
始めて2期のOPを観た時、瞬きできないくらいに引き込まれたのを覚えています。
カッコいい、綺麗、切ない、シンドイなど、いろんな感情が頭の中で飽和し、放心状態になりました。
語りたいことは沢山ありますが、順番に整理してお伝えますね!
まずはOPの映像。これはアニメのOPでもトップクラスのクオリティですよね!
ひとつひとつが鮮明で美しく、動きも滑らか。アニメのOPはここまで進化したかと衝撃を受けました。
そんな鮮明な映像の中で動く虎杖悠仁たち。
OPに登場する彼らの装いはいつも以上に黒いことにお気付きでしょうか?
もともと制服は紺色に近い黒ではありますが、いつも以上に黒色が引き立っています。
そして悠仁たちが手に持っている傘も黒、五条先生はいつも以上に黒い装いで白と青の花束を携えています。
黒と花束と言えば、ピンとくる方も多いのではないでしょうか?
そう、これは誰かのお葬式を暗示しています。このOPは弔いがテーマになっているのです。
「いったい誰のお葬式なの!?」と叫ぶ筆者ですが、当然のことながらOPでそのことが言及されるはずはありません。
これはじっくり考察していくしかなさそうです。
そしてサビでは京都姉妹校交流戦での戦闘シーンが描かれています。悠仁、東堂、花御の戦闘シーンはカッコよさと同時に、儚さを感じたのは筆者だけでしょうか?
背景に描かれている明け方のような空が綺麗すぎることも影響しているような気もします。
そしてラストはギターの音色を合図にOPの映像が逆再生される演出。
これはいったい何を暗示しているのでしょうか?
ひとつひとつのシーンが写真のように切り取られ、最終的には冒頭の猫のシーンに戻っていきます。
もしこれが「この世界はループしている」という暗示だとしたら、怖すぎますよね!
【OPを深読みしてみた】
- これはいったい誰のお葬式?
OPは弔いをテーマにしているとお伝えしましたが、果たして誰のお葬式なのでしょうか?
これまでのストーリーを踏まえて予想していきます。
予想① 吉野順平の葬式
吉野順平はアニメ13話で真人によって殺されています。13話が終わり、次の14話からOPが切り替わったことを考えると、吉野順平の葬式と考えるのが自然です。
吉野順平は表向きには遠くへ引っ越したことになっています。呪いで殺されたとなれば、世間的にも大騒ぎになるので、呪術界の関係者が死亡の事実をもみ消したのでしょう。
そのため、学園関係者でひっそりと葬儀が執り行われた可能性もあります。
吉野順平は最初から最後まで不憫なキャラクターでしたが、最期は悠仁をはじめ多くの人に弔われていたとすれば、少しは救いがありますね。
予想② 呪いの影響で亡くなった全ての人の弔い
呪いの影響で死亡もしくは行方不明になる人は年平均1万人を超えると言われています。
しかし呪いの存在が一般人に知れ渡っていない以上、呪いで亡くなった人々は家族や友人に弔われることなく、ひっそりとこの世を去っているのでしょう。
もしかすると、呪術関係者はそうした呪いの被害者を定期的に弔っているのではないでしょうか?
呪いで亡くなったことは一般人には明かせない。だから呪いの存在を知っている自分達だけでも報われない魂を弔ってあげたい。
そうした考えから、定期的に弔いを行っている可能性もあります。
予想③ 七海健人の葬式
これはあまり考えたくないですが、七海健人の葬式という可能性も拭えません。
コミックスを既に読んでいる方であれば、七海健人の結末はご存じでしょう。
そのことをこのタイミングで示唆するのは早すぎると思いますが、そう思わざる得ないシーンも見受けられます。
その決定的な要素が七海健人の装い。悠仁や他の学生が黒い洋服に身を包んでいるのも関わらず、七海は白スーツに青いシャツ、ヒョウ柄のネクタイと通常モードです。
常識人の七海が葬儀の場に、そんな装いでやってくるはずがありません。
何となく、いつも以上にぼんやりとした表情であることも気になります。
このことから、七海が亡霊となり、自らの葬式を眺めているという仮説も立てられます。
白のスーツは七海のトレードマークですが、死装束も白です。
白のスーツと死装束をリンクさせている可能性も否定はできません。
- ギターの音を合図に逆再生する仕掛け
OPの最後ではギターのジャーンという音色を合図に、映像が逆再生します。
この仕掛けについても考察してみましょう。
ちなみにOPの最後にギターを弾いているのは京都校の学長である楽巌寺嘉伸。
楽巌寺学長はギターの音から衝撃波を生成する術式を使います。その時、使っていたギターとOPに登場するギターが同じものだったので、ギターを弾いているのは、楽巌寺学長と考えて間違いないでしょう。
そして肝心のOPが逆再生される理由、これはやはり1期のOPと同じく、「廻る」ということが暗示されているのではないでしょうか?
呪いは人間が存在する限り消えることはありません。
一度祓っても、廻り廻って再び蘇る。
悠仁たちが命がけで闘っている現在も、大きな時代の流れから見れば、写真で切り取ったような一瞬に過ぎない。
時が過ぎれば、始まりの頃と同じように、呪いが蘇る。
そういう終わりなき闘いを暗示しているのではないでしょうか?
- あの一瞬出てくるキャラはだれ?
OPを観ていると、「このキャラ誰?」と疑問に思うシーンもあるかと思います。
ここでは一瞬誰か分からないキャラを紹介します。
まずはサビ前で一瞬足元だけ映る子供。
これは幼いころの加茂憲紀だと思われます。加茂は呪術界の御三家である加茂家の出身で、表向きには嫡流とされていますが、実際は側室の子ども。そのことで母親は辛い目に遭っていました。
足元には涙が零れる描写がありますが、これは母親を守ることができない自身の不甲斐なさに、涙した瞬間だったのではないでしょうか?
次に着物を着た二人の少女。
これは幼い頃の禪院真希と禪院真依です。
禪院真依は真希の双子の妹。真希とは違い、生まれつき呪霊が見える体質です。
OPでは片方の少女が目をつむり、もう片方の少女が手を引いていますが、これは幼い頃の真希が、呪霊を怖がる真依に対し「見たくないなら目を瞑ればいい」と手を引くシーンを表しています。
そして、サビの後半で登場する黒髪の男。これはコミックス0巻で登場する乙骨憂太です。
まさかOPで登場するとは思っていなかったので、筆者も驚きました。
呪術廻戦の本編にはまだ登場してはいませんが、物語の端々に名前は登場しています。
乙骨憂太についてまだご存じではない方は、ぜひ0巻をご覧ください。真希、狗巻、パンダを含む2年生チームの友情や、五条先生と夏油の切ない関係性も描かれています!