紙一重!?呪術師と呪詛師の違いとは?

みなさんは呪術師と呪詛師の違いってわかりますか?

簡単に説明すると、呪術師は呪いから人を守る存在。

呪詛師は私利私欲のため呪術を乱用する存在です。しかしどちらも呪力を持つ人間であることには変わりないので、実は呪術師と呪詛士は紙一重なのではないでしょうか?

今回はそんな呪術師と呪詛師の違いについて考察していきます。

呪術師とは誰か

呪術師はみなさんもご存知の通り、虎杖悠仁をはじめとした高専サイドの術士です。フリーで活動をしている冥冥や、九十九なども呪術師に該当します。

呪術師は基本的に高専や呪術界の上層部から任務を与えられて、呪いの被害を抑えています。呪術師は非呪術師の保護を優先しているため、任務の際も、民間人を避難させてから戦闘を行っています。

そのことからも非呪術師の命を優先していることがわかります。

呪詛師とは誰か

呪詛師は夏油傑をはじめ、伏黒恵の父親である伏黒甚爾や、真人に利用された吉野純平が該当します。

能力としては呪術師と変わりはありませんが、呪詛師は私利私欲のために非呪術師を傷つけることもあります。目的もそれぞれ異なっており、夏油傑とその一派は呪霊の生まれない世界を作るため、非呪術師の殲滅を目的としていました。

一方、伏黒甚爾は「術師殺し」の異名をもち、暗殺業で賞金を得て生活をしていました。いわばお金儲けのために活動をしている呪詛師です。

また京都交流会で偽夏油の一派として登場した組屋鞣造は人間で家具を作りたいという突飛な目的で呪詛師を行っていました。目的は様々ですが、呪詛師という存在を一括りに説明すると、呪力を用いて呪術師や非呪術師に危害を与える存在と言えます。

呪術師と呪詛師の違い

呪術師は非呪術師を殺すことを禁じられています。

非呪術師を殺した場合、呪詛師と認定され、処刑の対象となります。要するに呪術師と呪詛師の違いは非呪術師に危害を与えるか否かということになります。

とは言え、呪詛師が初めから呪詛師だったのかと言われると、決してそうではありません。もともとは呪術師だったけど、ふとしたきっかけで呪詛師に転じてしまったというケースもあります。

その代表的な例が夏油傑です。

夏油はかつて五条悟の同級生でしたが、とある事件をきっかけに非呪術師を守ることに疑問を抱き、呪詛師に転じてしまいました。このように考え方の変化によって、呪術師が呪詛師になるケースもあります。

呪詛師は徒党を組むことが多い

夏油傑が率いる呪詛師集団のように、呪詛師は徒党を組んで活動するケースが少なくありません。

非呪術師に虐げられてきた過去を持つ者同士が身を寄せ合い、活動しているケースもあるそうです。代表的なのが夏油傑の一派である、美々子と奈々子です。

彼女たちは幼いころは非呪術師に迫害され、地下牢のような場所で監禁されていました。そんな場所から救い出してくれた夏油に忠誠を誓い、呪詛師の道へ進むこととなりました。

もし助けにきたのが非呪術師に恨みを持たない呪術師だったら、彼女たちも呪詛師になることはなかったでしょう。このように生まれた環境に恵まれず、呪詛師になるしか道がなかったという場合も存在します。

宿儺もかつては呪詛師だった?

誤解されがちですが、両面宿儺は呪霊ではありません。

1000年以上前に実在した人間で、術師が総力を挙げて挑み、敗れたといわれている呪詛師です。

公式ファンブックでは、「宿儺は現役のころは呪詛師だったのか?」という質問に対し、「呪詛師っちゃ呪詛師ですけど、もっと天災とかに近いものだった」と回答されています。

その発言からも、呪詛師であることには変わりないが、あまりにも強大な力から天災と同じような扱いをされていたことがわかります。また顔が2つ、腕が4本の体を持つ宿儺は、周りから人間として認識していたかは微妙なところだったそうです。

ちなみに、宿儺とは1000年来の付き合いである裏梅も、呪霊ではなく呪詛師です。

呪術師と呪詛師は紙一重?

呪術師も呪詛師も、もとは呪力を持つ人間であることには変わりありません。

呪術に関する考え方の違いが両者の分かれ道となります。また生まれた境遇から、呪詛師としての生き方しか知らなかったケースもあります。

初めて出会ったのが呪術師か呪詛師かの違いで、本人の運命は大きく分かれることでしょう。

そうした望まぬ形で呪詛師の道に進む人間を減らすためにも高専があるのではないでしょうか?高専で正しい呪術の使い方を学び、非呪術師を守る道を示すことが、呪詛師を減らす近道なのかもしれませんね。

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