こんにちは！
大人になってるろうに剣心を改めて読むと、大人の心を揺さぶる名言がたくさん見つかります。
剣心の言葉の破壊力は、大人になるとじんわりと心にしみるんですよね。
そこで、あまり目立たないけどもじんわりと活力になる剣心の名言を集めました！
目次
捨てるなんてその気になれば誰にでも出来る、簡単だ
蒼紫は何よりも大切だった仲間を失い、志々雄と手を組んでまで打倒抜刀斎だけを目的に生きていました。
そして、失意のどん底で剣心に挑んで負けたシーンです。
蒼紫は全てを捨ててまで剣心を倒したかったのですが、心が弱っているので剣心にはおよびませんでした。
実は剣心も、自分の命を犠牲にしてでも大切な人を守りたいと思っていました。
しかし、死んでも勝つは間違いだと師匠の比古清十郎に教えられています。
だからこそ、捨てるなんてその気になれば誰にでも出来ると蒼紫に教えられるんですよね。
捨て身になるな、自分も全部守るんだと勇気をもらえます。
幸福(しあわせ)になるでござるよ
志々雄が新月村を襲い、兄が犠牲になった村の子供、栄次に剣心がかけた言葉です。
この言葉の前に、栄次は家族の仇を取るとむきになっていました。
剣心はそんな栄次を見て、亡くなった人はその小さな手を汚すのを望んでいないと言います。
そして、大人になったら志々雄のように誰かを支配したり、生きている村人のように怯えて何もできないような人間になるなと教えます。
そこからの、幸福(しあわせ)になれとの言葉です。
本当の幸福とは何か、何をするのが亡くなった家族が一番喜ぶのかが、このシーンに込められていて目頭がじんわりと…。
マンガを読みながら、泣いちゃいました。
助けられてばかりでは、人はいつまでたっても強くなれぬ
小さいコマなんですが、この言葉に胸が突き刺さりました。
これは、剣心が弥彦のために言った言葉です。
弥彦はお金を稼ぐために飯屋で働いていて、そこで働く燕は昔の家主に脅されていました。
弥彦は燕を救うために立ち上がりますが、まだ子供です。
それでも剣心は弥彦の心の強さを認めているため、弥彦自身が解決するように見守る事にしたのです。
まだ子供だとしても、成長のために見守る。
「可愛い子には旅をさせよ」とことわざがあるように、大切に思う弥彦だからこそ険しい道のりをあえて見守る剣心がかっこいいです。
子供や部下を助けてばかりではなく、見守るのも大人のつとめですね。
人斬り抜刀斎は、そうやって明治(いま)を生きてるでござるよ
この台詞は、阿片を作る悪行に手を染めた恵が死刑を受け入れようとした時のものです。
この言葉の前に、剣心は自分が死んでも殺した人が甦る訳ではないと語ります。
そして、それよりも一人でも多くの人のために刀を振るのが本当の償いだと言います。
人斬り抜刀斎は、そうやって新時代を生きていると恵に優しい目で語りかけているのが、胸にじんわりきました。
剣心、言う事が深いね！
目には目をではないけど、殺したから自分が死ぬじゃないんですよ。
本当の償いは生きて人の役に立つ事なんですよね。
これ以降、恵は医者に戻って一人でも多くの命を救うようになりました。
剣心はまた一人、命を助けたのでした。
まず、己を正すべきでござるな
剣心が飯屋で暴れる男達に言った言葉です。
明治時代、国民による政治をする社会を作るための運動がありました。
それが自由民権運動で、史実にもあります。
しかし、るろうに剣心の飯屋にいた男達は議論がヒートアップして物は投げるわ女を殴るわのやりたい放題。
それに剣心が静かにブチ切れた時のシーンでした。
自由民権で新しい日本を作ろうという志しは、とっても素晴らしいです。
しかし、その前に自分のなりふりを改めてから主張しろって事ですよね。
どんなきれい事を言っていたとしても、なりふり構わず主張するのは間違いです。
目標を達成したとしても、その先は成功する訳ありません。
こっちがどんなに誠意を尽くして頑張ってみても、それが相手に伝わらないこともあるでござる
この言葉、すっごく良く分かります！
仕事でどんなに誠意を込めて対応しても伝わらない事ありましたし、育児もまさにこれです。
はぁ…。誰か剣心みたく慰めてくれないかなと思いました(笑)
この言葉は、薫の道場の元門下生が酒で酔って騒ぎを起こしたものです。
酔ってケンカを売って大パニック。
カッコ悪いですな。
薫やお父さんが、どんなに活人剣を一生懸命に教えても、元門下生には伝わりませんでした。
誠意を込めてるのに伝わらない、どうしようもない時ってあります。
そんな時、剣心みたくそばで励ます人になりたいです。
やっぱり、剣心って激動の時代を生きていただけあります。
言う事全てがかっこいい！深い！
剣心の言葉で、また明日から頑張ろうという気になります。
だからるろうに剣心は大好きです。
