こんにちはっ!
るろ剣大好きサラリーマンです!
るろうに剣心を読んでいた小さい頃は、弥彦にあまり注目していませんでが、大人になり、改めてマンガを読むと弥彦が好きになりました。
だって、弥彦って物怖じしない、優しい、賢い、仲間を大切にするなど、優等生の要素だらけです。
そんな弥彦の優等生ぶりを紹介していきます!
目次
元々は極道の手下でスリをしてた
弥彦は士族(元は武士)ですが、両親が亡くなってから極道の手先としてスリを働いていました。
弥彦は偶然通りかかった剣心の財布を盗みますが、心根は立派な一人前と言われてスリから足を洗おうとします。
極道の親分はそれを許しませんでしたが、殺されそうになりながらもスリはもうしないと貫き通します。
この時の弥彦はすごく弱いです。
威勢ばかり良く、助けに来た剣心にも「一人で倒せた!」と歯向かえます。
元武士の息子のプライドばかりあっても、亡くなった両親の誇りは守れません。
弥彦は剣心に救われ、本当に強くなっていくのでした。
さりげなく元気づける
剣心や薫と過ごすうちに、弥彦は逆刃刀を買うために牛鍋屋「赤べこ」で働くようになります。
その赤べこで弥彦と共に働いていた内気な女の子、燕が転んだ時に弥彦は「あんまりベソベソオドオドするなよ。」と口は悪いけども元気付けようとしていました。
まだ10歳なのに弥彦なりに同僚を元気づけようとする姿は、なかなかできる事ではありません。
弥彦の根は優しいんだなと分かるシーンです。
ちなみに、弥彦は成長して燕と結婚しました。
この2人の結婚は予期していましたが、結婚できて嬉しかったです。
強い相手にも歯向かう強さ
燕が元主人に脅されていると知った弥彦は、燕を救うために元主人を倒そうとします。
その姿はまさにヒーロー!
弥彦がまだまだ弱い時でしたが、剣心たちに頼らないで自分で助けるという気持ちが素晴らしい!
おばちゃん、感動しちゃったよ…。
10歳なんて小学生ですよ?
まだ大人が守ってあげる年齢なのに、弥彦は自分でやるっていうんです。
明治時代なので現代よりも子供はしっかり者かもしれませんが、それでも怖い大人に歯向かうのは立派です。
威勢だけの生意気とも取れる行動ですが、裏表なしで燕を助けると意気込む弥彦は生意気でも立派です。
親友を鼓舞する
弥彦の立派さを語る上で欠かせないのが、由太郎です。
由太郎は当初、雷十太を師匠にしていました。
しかし、雷十太にとって由太郎はただの資金を調達するための駒に過ぎません。
由太郎は最後、右腕をやられて剣術を諦めなければいけませんでした。
由太郎は薫の道場で剣術を学び、弥彦のライバルでしたが、右腕の治療のためにドイツへ行きます。
そして弥彦はドイツに行く親友へ、強くなれとエールを送ります。
相変わらずのライバル心むき出しでしたが、心の底では大親友へ強くなれと鼓舞する弥彦。
感動的なシーンでした。
時は流れ、青年になった2人は再会します。
由太郎はマンガの当初に出てきたキャラなので再登場時は誰?と忘れたちゃった人もいたと思いましたが(笑)
由太郎なしに弥彦の魅力は語れません。
弥彦は薫に出会った時から、ブスだとバカにしていました。
お世話になっている人に向かって悪口を言う少年らしさ(笑)
だけど、薫の剣心に対する恋を影では応援しています。
剣心を追って京都に来た薫が、やっと剣心に逢えて話をしている時に、キスぐらいしろと熱い応援をしました(笑)
ませてる少年ですけど、本当は薫が好きで応援してるのがよーく伝わります。
十本刀を倒した
弥彦でびっくりしたのが、十本刀の蝙也に勝った事です。
しかも飛ぶ蝙也を、奴よりも飛ぶ人間はいないと思い込んで上空が弱いポイントと考える頭脳派でもあります。
剣心の見よう見まねで技を繰り出していますし、今までの経験が生きているように思いました。
そして威勢だけの少年が、確実に実力を付けてきたんだなと弥彦の成長が感じられます。
弥彦はその後、人誅編でも強敵を倒していて、もう威勢だけの少年とは言えません。
亡くなった両親の誇りを、自分で守れるようになった姿に感動です。
成長して神谷活心流の師範代に
口が悪くて生意気だけの弥彦でしたが、少しづつ強くなっていくのが嬉しかったです。
それも、薫、剣心、佐之助など最強で優しい人に育てられたからですよね。
どんどん成長し、人を活かす剣の師範代にまでなりました。
弥彦こそ、新しい時代の理想の剣士だなと思います。
人を活かす強い人、人の痛みが分かる人です。
弥彦と結婚した燕が羨ましい…。
そして2人の間に産まれた子供も、弥彦や弥彦を育てた剣心達の意思を継いで立派に成長していくでしょう。
弥彦こそ、るろうに剣心で作者が伝えたかった想いだと思います。
剣術は殺人ですが、人を活かす弥彦は殺人者ではありません。
誰が刀を振るうかで、世界は変わります。
志々雄のように支配するのではなく、縁のように復讐のために戦うのではなく、守るために刀を振るうのが弥彦です。