約ネバが盛大なフィナーレを迎え、食用児は人間の世界へ。
鬼はムジカが王となり、人間を食べない世界へ。
食用児も鬼もハッピーエンドで終わりましたが、その後はどうなったのでしょうか?
ずっとハッピーで生活できたら嬉しいけれど、そうとも限らないかもしれないと思いました。
そう思われる描写が約ネバのラストにいくつかあったので、それをもとにその後を考察しました。
ムジカが新王となり、鬼の世界は今までとは全く違う環境になりました。
邪血は恐ろしい血ではなく、本当は鬼を救う血である事、今まで支配していた王家が間違っていた事など、世界は180度変わります。
私達だって、本当は政府が国民を征服しようとしているとか言われたら混乱しますよねw。
そのぐらい考え方が変わり、いわば革命が起こったも同然です。
なので、鬼の世界はしばらく混乱が続くのではないかと思います。
目次
<全ての鬼が人間を食べないようになる>
ムジカは優しい鬼なので、全ての鬼が人間を食べなくても良い体にしていくと思います。
そして、鬼は飢えを克服すると思います。
王族のようなハッキリした身分制度はなく、農園もありません。
ムジカは民と共に生きていくのではないかと思います。
<狩りはする>
ムジカの隣にいるソンジュは原初信仰です。
狩りはするので、野生の天然物なら食べます。
ムジカは人間を食べなくても知能を維持する力がありますが、野生の鬼はどうなんでしょうか?
一度野生化したらムジカの血で知能を持つとは限らないので、野生化した鬼は今後もいます。
そして、それらを狩りで食べるのはこれからの鬼の世界でありそうです。
もしそうなら、鬼は鬼を食べる共食いです。
それは良いのだろうかとふと考えてしまいましたが、人間だって家畜を食べますしね。
また、野生の鬼を食べてはいけないのなら、
野生の生き物はどうなのよ…となってしまいます(汗)
なので、あんまり深く考えないようにしましょう。
<人間を食べたい鬼が再び約束を結ぶ?>
野生の鬼を狩るよりも問題なのが、人間を食べたい欲求です。
食べなくてもお腹は空かないけど、人間を食べたい欲求は残ります。
人間もお菓子を食べなくても生きていけるけど、食べたいからお菓子を食べますよね。
鬼も人間を食べたくなったらどうするのか。
実際に、人間をもう食べれなくなると分かった鬼がエマを襲い、それを庇ってイザベラは亡くなりました。
また、王族や貴族の考えを受け継ぐ残党はいるはずです。
生き延びて、いつか王家復興を企むかもしれません。
そうなれば、七つの壁を越えてあの方と再び約束を結び、人間を鬼の世界へ引きずりこむかもしれません。
または、農園は廃止したけども人間に関する資料は残り、人間の遺伝子などが残っているかもしれません。
人間を食べるために鬼が人間を作り、再びネバーランド(農園)が密かに作られるかもと思いました。
ついでに言うなら、農園からわざと食用児を逃がし、狩りをする文化ができてしまうかもと思いました。
そう考えると、約束のネバーランド2があるかもしれません。
【人間の世界】
食用児が勝利し、人間の世界へ行けるようになったエマ達。
ラムダ組はアダムの特殊遺伝子から副作用を抑える薬が開発されて、みんなハッピーエンドでしたね。
エマは願い事のごほうびで記憶を失くしましたが、仲間がやっと見つけ出して再会できました。
きっとこの先、みんなで仲良く過ごしていくんだろうなと思います。
<エマの記憶は戻らない>
記憶を失くしたエマは、ノーマン達を見て「ずっと会いたかった気がする」と涙を流しました。
記憶はなくても、心の想いまでは消されてないんでしょうね。
エマの記憶は戻る可能性もありますが、私は戻らないと思います。
だって、約束はそんな簡単なものじゃないからです。
ラートリー家は鬼と人間の調節役をずっと貫き通してきたので、そう簡単に約束は破れないんですよね。
ただ、記憶は戻らなくても仲間と幸せに暮らすんだと思います。
みんなで助け合ってきましたし、エマへの感謝は忘れません。
GF組は元々仲良しでしたし、幸せになると思います。
<人間同士の争いに嫌気がさす?>
食用児達が辿り着いた人間の世界は、災害や経済崩壊、戦争が起こった後の世界でした。
自分達だけの事を考える世界ではなく、みんな一緒になって助け合おうとする世界に変わっていたのです。
国境を撤廃し、新たな世界へ生まれ変わろうとしていました。
ピーターは人間はお互いに食べないのに争うと食用児達に言っていたのですが、それとは違う社会だったのです。
ただ、人間の新たな世界はまだ発展途上です。
今後は争いになり、食用児達は人間の世界に幻滅するかもしれません。
それでも鬼と闘ってきたので、みんなで乗り越えて天寿を全うすると私は思います。
今後の鬼の世界と人間の世界は、負の面もあると思います。
それでも鬼や人間は前に進まなければいけません。
そして、それでも幸せと思える世界になったら良いなと思います。