るろうに剣心が大好きなサラリーマンです!
るろうに剣心は笑いあり、涙ありの情熱的なマンガで大好きです。
闘い終わった後に感動や圧巻が度々あり、二度見したくなるのが魅力的。
そこで、るろうに剣心で散り際が美しい場面を集めました。
目次
不二
何を食べたらこのぐらい大きくなるんでしょうね(笑)
不二はルックスから化け物として扱われがちですが、本当は武人の心を持つ誇り高き戦士です。
また、小説の番外編では優しい性格だったとか。
そんな不二を化け物として操っていたのが、十本刀の才槌です。
才槌は話術に秀でていて、不二を口説き落として兵器(化け物)として利用していました。
しかし、葵屋を襲撃した時に現れた剣心の師匠、比古清十郎によって今まで抑えていた武人の心が甦り、才槌を介してではなく自ら刀を振ります。
不二は比古清十郎に敵う強さではありませんが、比古清十郎は武人として不二に技を入れて、不二は破れました。
不二は負けましたが、武人として負けたので文句はないでしょう。
北海道編では、不二は屯田兵として働いています。
屯田兵は何もなければ農業を行う部隊なので、優しい不二にピッタリの第二の人生です。
安慈
元々は優しくて怒るのが苦手な僧侶でしたが、新政府のために焼き払われた村の子達のために、怒りから破壊僧になってしまいます。
日本を救済したい信念があり、誰かれ構わず残虐するような性格ではありません。
その性格が良く分かるのが、佐之助に二重の極みを教えたエピソードです。
見ず知らずの男が、大切な人を守りたいから二重の極みを教えてくれとお願いした時に、師匠として教えてあげました。
ラストは二重の極みを教えた佐之助と血みどろの闘いになり、我を忘れても佐之助を倒そうとしました。
しかし、佐之助から安慈の血で村の子供達の位牌が泣いていると言われ、拳を振るのを辞めました。
このまま拳を振っていたら、昔の優しい和尚さんがいなくなっていたでしょう。
ただの殺人鬼になり、あの世で子供達と会えたくなっていたかもしれません。
安慈は志々雄一味が壊滅した後、出頭して刑に服します。
安慈は闘いに負けたけど、負けて良かったと心から思います。
佐之助が安慈にかけた言葉には泣けましたし、るろうに剣心でトップに入る感動の敗北だと思います。
【宗次郎】
大人気キャラの宗次郎くん。
過去に虐待を受けて育ったので、笑う以外の感情が欠落していました。
弱肉強食の志々雄が正しいと信じてここまで強くなりましたが、剣心と剣を交えて少しづつ壊れていきます。
一度は剣心に勝ったものの、剣心の信念と強さから弱肉強食が正しかったのかと揺れ、最終的に揺れる心で挑んだものの、剣心に破れます。
その感情が壊れる過程が怖い…。
宗次郎はまだ若く、愛情を受けて育ってこなかったので拠り所がなかったのでしょう。
志々雄が正しいのか、剣心が本当は正しいのか、それとも答えは別にあるのか…。
破れて旅に出たのは、良い判断だと思います。
まだ若いので、剣心のようにどうやって生きていくのか答えが見つかると良いなと応援していました。
由美
番外編「炎をすべる」で、志々雄との出会いが描かれています。
由美がいた遊郭で、志々雄が滞在していた時の事です。
由美は遊郭の妹分を助けるために志々雄に助けを求めますが、志々雄は相手にしません。
由美は志々雄の強さを買うために、命を差し出すと啖呵を切ります。
そんな由美の潔さを勝った志々雄は、妹分をさらった男を倒します。
由美は遊郭に売られた原因が、強盗に家族を売られたからです。
その強盗は志々雄だと気付きますが、志々雄にメロメロなのでそんな事は気にしません。
最後はタイムリミットがある志々雄を庇いますが、志々雄は由美ごと剣心を刺します。
そして由美は志々雄の役に立った事を嬉しく思い、地獄に落ちます。
この名シーンは、何回見ても感動します。
超越した志々雄と由美の本当の愛を知り、幸せそうな由美がどんな時よりも美しかったです。
縁
姉である巴を剣心に殺され、復讐のためだけに生きてきた狂気の男です。
剣心への復讐のためだけに、剣心の大切な人や場所まで奪う徹底ぶりは怖かったです。
剣心は人斬りだったのでたくさんの人から恨みを買っていますが、縁ほど恨んでいる人はいないでしょう。
しかし、姉を思うあまり若い女性の薫を殺せなかった弱さもあります。
狂人の最後の優しさなのかもしれません。
剣心から薫を守ってくれてありがとうと言われ、自分の敗北を認めた縁。
泣けました。
縁の中の巴が薫を殺さないように懇願したのか、復讐の中にも「こんな事をしたとしても姉さんは喜ばない。」と良心の欠片がまだあったのか。
縁も負けて良かったと思います。
負けなければ巴の日誌を読まなかったかもしれませんし、実の父にも会いませんでした。
復讐の人生を辞めて、縁も剣心のように第二の人生を見つけて欲しいです。
紹介した敵キャラは、破れても前向きになれます。
何回読んでも素敵ですし、幸せを願うばかりです。