るろうに剣心のラスボスだった縁。
2021年4月から最終章の映画が始まり、縁のストーリーが始まります。
マンガでは縁との決着がもうついてるのですが、縁の優しさ&悲惨さでラストは涙なしでは読めませんでした。
なので、縁の幸せを願って彼の今後を考察したいと思います。
また、これまでの人生も振り返ります。
目次
復讐を糧に生きてきた
縁は母親を亡くし、姉の巴を母親のように慕っていました。
巴は婚約者を人斬りだった剣心に殺され、復讐心から幕府の人間に雇われて剣心に近づき、共に過ごすスパイとして活動していました。
時が経つにつれ、巴は剣心を愛するようになり、剣心も人斬りのすさんだ心が透き通っていきます。
しかし幕府側は剣心を暗殺する計画を着々と進めていきます。
そして剣心は江戸幕府のスパイ、闇乃部との闘いに苦戦を強いられ、視力が奪われた中で敵を斬りつけます…が。
斬り付けた時に巴まで斬ってしまうのでした。
一方で縁は巴に再会した時に、巴が剣心に切り殺されるのを目撃します。
巴は剣心を助けたいがために暗殺者を自分の刀で斬ろうとしていました。
巴は剣心と暗殺者の間に割って入る形で、斬り落とされてしまったのです。
縁はそんな巴の気持ちも知らず、ただ剣心が姉をうばったと復讐の鬼になります。
縁は少年の身一つで上海に渡り、泥水をすする生活をしながらも現地で優しい日本人に会います。
そのまま幸せになるかと思われましたが、縁は倭刀術(日本の剣術を大陸が磨いた技術)を習得し、その日本人を殺してしまいます。
全ては剣心への復讐のために、縁は上海の闇組織のトップにまで登り詰めるのでした。
人誅へ
組織のトップに登り詰めた後、縁は日本へ帰郷します。剣心を殺して巴の仇を打つために剣心に恨みを持つ人を集め、剣心や剣心の周りにいる人も闇に葬ろうとしました。
縁が目を付けたのが薫です。
薫を殺して、巴を亡くした縁の気持ちを味わせようとしました。
しかし巴と同年代である薫を殺せず、アジトに薫をかくまって殺した事にしました。
そしてアジトを突き止めた剣心たちと再決闘しましたが、薫の命を狙う時期マフィアのボスにぶち切れ、結果的に剣心から薫を守ってくれてありがとうと言われます。
決闘後、警察に連行されるも脱走し、落人村に辿り着いて生前の巴の日記を読むのでした。
落人村で生きていく？
縁が警察から脱走し、辿り着いたのが落人村でした。
そこは薫が死んだと思った剣心が行き着いた場所で、全てを捨てた人が集まって暮らす場所です。
縁が巴の生前の日記を読み、生きる気力を失っていると、オイボレが側にやってきました。
オイボレは巴と縁の父親です。
縁を見て前に会った事があると言い、縁もオイボレを見た覚えがあるとも言います。
2人は近いうちに親子だと分かり合うはずなので、縁はそのままオイボレと共に静かに落人村で過ごすかもしれません。
もう復讐の気力など縁にはないので、全てを失くした落人村で親子と幸せに暮らせたらいいなと思いました。
ただ、オイボレはいつか縁が巣立っていくはずと言っていたので、今まで行った悪行の償いをしに世に戻るかもです。
斎藤側の人間になる？
斎藤は十本刀の張を飼い慣らしていましたよね(笑)
なので、斎藤も縁に近付いて日本のために働かないかとリクルートするかもしれません。
縁は中国語ができますし、中国の闇社会にも精通しています。
大陸の動向を調べるために、斎藤が近づくかもと思いました。
また、もしかしたら落人村を出ていき、自らの足で斎藤に近付き、罪を償うために出頭するのかもとも思います。
燃え尽きた縁が出頭する可能性としては低いのですが…。
縁は明治政府が嫌いという訳ではないので、ありえるかもです。
比古清十郎のようにひっそり暮らす？
剣心の師匠はめちゃ強いのに、山奥でひっそりと暮らす陶芸家です。
縁も清十郎のように、巴がいない世の中に興味がなくてひっそりと暮らすかもしれません。
この生き方が一番良いなと私は思います。
もう復讐せず、闇の世界に手を染めず、密かな生き甲斐を見つけて欲しいです。
その時は、父親と一緒かもしれません。
父親は京都の翁と気が合いそうなので、たまに京都に旅をして一緒に騒ぐとかもいいです(笑)
巴の日記を届けたのは蒼紫と操ですし、お礼を言いに行くかもしれませんね。
または、田舎で伴侶となる女性を見つけて幸せになって欲しいです。
巴しか興味がなかった縁が新しい一歩を踏み出せば、縁の中にいる巴も笑い続けていくでしょう。
日本をひっくり返そうとする志々雄と違い、縁はただ復讐のために生きてきて、心は少年のまま止まっているような気がします。
人誅を諦めてから止まっていた針が動き出したので、縁には幸せになって欲しいです。
そして、巴以外に好きな女性を見つけて心から愛する人と今度こそ過ごして欲しいなと思いました。
