「チェンソーマン」3巻~キスの味~

3巻の表紙は姫野先輩です。アキくんが来ると思ってたので裏切られました。なぜか、マキマは「マキマさん」、パワーは「パワーちゃん」アキ「アキ君」姫野「姫野先輩」と呼んでしまいます。チェンソーマンは、叫び声が珍しいんですよね。コベニちゃんなんか、「きゃエエエエエ!!」と言ってますから。セリフの叫び声だけ見たら、悪魔かデビルハンターか分からないです(笑)

あらすじ

ホテルの8階から出られなくなった特異4課メンバー。デンジを差し出せば、外に出られると悪魔に聞いたため、どうするか意見が割れて揉め始める。その間にも謎の悪魔は巨大化を続ける。収集付かないまま、デンジの出した決断は?そして、姫野先輩はデンジとの約束のキスを守ってくれるのか。

感想

冒頭はまさにカオス!デンジを悪魔に差し出すか差し出さないかで揉めまくってます。冷静に判断できているのはアキぐらい。あれだけ、ニャーコの件で分かり合えたはずのパワーでさえ、デンジを差し出す勢い。コベニなんか包丁振り回しまくってる。まるで、彼氏の浮気現場を目撃したような彼女のようです。

バディを失ったトラウマが続いた為か、アキの血を見て錯乱する姫野が切なかった。アキに何度も民間へ一緒に行くように誘っている姫野ですが、アキにきっぱり断られている場面も切ない。一線を引かれているような気がします。アキをバディとして好きなのか、後輩として好きなのかその辺はまだ微妙ですが、二人の距離感がまたいいです。

あーハイハイ!ってこのカオスを終わらせたデンジは、初めてかっこいいと思った。俺、ちょっと出かけます程度の軽いセリフだったけど、ちゃんと悪魔の様子も観察していたので、成長したのかな?それともごほうびのためか!?デンジに関しては後者もありえる。

そして、悪魔の倒し方!常人には考え付かない倒し方でした。「永久機関」て。姫野曰く最高にネジがぶっ飛んでいる男。まさしくその通りでした。

新人歓迎会の飲み会が行われますが、デンジは姫野に対してわくわく。そこでマキマが登場。キスするしないの発言は、デンジが振り回されていて面白かった。大学生のノリって感じで飲み会は成功かと思われましたが、デンジと姫野のキスはトラウマレベル!これは閲覧注意でした。こんなこと描く人いる?藤本タツキ先生の頭の中は図り知れません。

でも、ちゃんと貞操を守ったのはデンジらしいというか、その辺りは少年漫画でした。

マキマ出張でまさかの襲撃事件。飲み会メンバーが次々と殺され、展開エグくて容赦なかった。マキマまであっさり殺されてしまうのは読めませんでした。

主要キャラだから大丈夫という暗黙のルールは一切無視。姫野とゴーストの悪魔との契約の履行は、アキへの思いがいっぱいで胸をつきました。

考察

「昔よりずっと弱くなっている!!」

(顔から足が生えた)永遠の悪魔が、言ったセリフ。過去にチェンソーマンに会ったことがあるのが分かる。

悪魔の契約

悪魔が使う契約の言葉には強い力があり、片方が守ればもう片方も必ず守らなければいけない。守れず破った方は死ぬ。重要な伏線になりそう。

アキの刀

ホテルに閉じ込められた時、使おうとしたが、寿命が寿命が縮むので姫野に止められる。アキの切り札的能力?3巻の後半に使う状況に追い込まれるが、今後アキにどういった影響があるか心配。

狐の悪魔

人間に友好的な悪魔なので、たくさんのデビルハンターと契約している。面食いのため、頭が使えるのは、イケメンのみ。よって、アキがイケメンだということが分かる。姫野も顔が好きとデンジに言っていた。

「私の全部あげるから

姫野の悲痛な叫びと願い。自分はもう助からないと思ってゴーストに頼んだ姫野。アキだけは助けてと言ってるようでした。

幽霊の悪魔の正体

巨体で顔は女性っぽく、何本かの手を持ち、それ以外の体躯を花で覆った風貌。すごくぞわっとする悪魔ですが、いきなりアキの背後に現れたつり目の女のことを恐ろしいと言っています。この悪魔が嫌がる女は、一見強そうに見えませんが、銃の悪魔の近い所にいる存在なのかなと思いました。

新しい登場人物

師匠

姫野が師匠と呼ぶ人物。無精ひげを生やした中年の男性。口元に縫い傷。

悪魔が恐れるデビルハンターは、頭のネジがぶっ飛んでいるヤツと語る。

用語解説

呪いの悪魔

アキと契約している不気味な悪魔。鞘に入った刀のような長い釘で3回相手を刺す。

カウント0によって止めをさす。

ヘビの悪魔

チェンソーの心臓を狙う女と契約している悪魔。丸呑みすることができる。

ヤクザの孫

デンジに恨みを持っている。1巻でゾンビの悪魔になった為、デンジによって倒された。

狐の悪魔曰く、人でも悪魔でもないもの。

学ランに身を包み、チェンソーと刀を入れ替えたような風貌。ヘビの悪魔使いによって使われている。

特異課新人歓迎会

基本的にみんな世話焼き。パワーが刺身を一人占めしても怒らないし、ちゃんと新人を隣の席に座らせるあたり体育会系の飲み会。メニューを見る限り、庶民的な居酒屋っぽい。

餃子を知らないデンジを見て、彼の境遇を再確認。旨そうに食べていたら、今度アキが作ってくれるかもしれない。

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